Ozoneマスタリング

 試験的にOZONE9のスタンドアロン単体でマスタリングを進めてみました。ざっくり言うと非常に強力な「処理能力」です。外側からじわじわ攻めるというより、一気に2ミックスのど真ん中に"飛び込む"感じが面白いです。

 出来るのに実務上でそれをやってこなかったのにはそれなりに理由があるけど、ちゃんと取り組めば"いわゆるOZONEっぽい仕上がり"にもならないですし、今回少し深く知ったことで見えた新しい可能性は大きいです。

 ↑ちょっと小難しい動画ですw。要は「初期設定をいろいろ触ってみるといいよ」ってことと、「いろんなところに隠ボタンみたいなの置いてあるよ」ということだと思うw

 音源を発表したいけどマスタリングツールを何にするか迷ってる方は取り急ぎOZONEシリーズと長く付き合ってみるのも結構お勧めです。EQ、ダイナミクスといった各モジュールが単体で使えるフル(Advanceレンジ)だと値段が安くはないので、破格セールwやクロスグレードを利用すると良いと思います。

 市場にはいろんなツールが山ほどありますが、できれば少ない数の良いツールを深く使えた方が、大事な「音」は良い結果が出やすい。たくさん持つことが嬉しい人も多いでしょう。でも個人的には音とツールの数は相関関係にないと思う。人それぞれあっていいと思ってますが。

 現状のOzoneでこれからの機能追加に期待したいのは、

  • 楽曲を並べる機能(曲順や曲間を決めます)
  • ISRCなどの入力機能
  • DDP書き出しなど各種フォーマットへの対応

 なんですが、これって全てCD製造(一部はレコードやカセットにも流用できる)のための工程なんで、iZotope開発部的には無視し続けても問題ないと思ってるはず・・(笑)実際Spotifyなど各種ストリーミングサービスへの納品であれば単ファイルごとの登録ですし、入稿した先のアグリゲーターが再生回数をカウントしてくれるので上記のような機能は全く必要ないです。

 ただ、今現在でもCDを製造している人々は少なからずいるので、そこは上記機能が備わっているSteinberg WavelabPresonus Studio Oneなどと併用していく必要があります。蛇足ですが、昔Studio OneはDDPにCD TEXTを勝手に書き込むという問題があって(それでStudio One使わなくなったw)、これCDのプレスが東南アジアなんかだとNG差し戻しになることがあったんですが、もう直しましたよね、流石に(笑)

 考えたらCDってわりとハードルが高いプロダクトかもですね。しっかり"ちゃんとしたDDP"を作ろうとすれば音楽以外のところで結構な量の知識が必要ですし、その情報は閉ざされてたりするので。

 話は戻ってそういうわけで、特にメジャーレーベルとかでなければDDPを要求されることはないし、これから頑張っていく方々はOzoneだけでも大丈夫ですよ、というお話でございました。

 せっかくなので私が思うOzoneのいいところを書いておきます。

 基本的にツールっていうのは使い込んで思考を重ねれば、どんどん良い結果が生まれます。しかしこれがプログラムだと元々用意された機能によって一定の制限があるというか限界が来ることがあって、それがOzoneに関してはまだ感じないことかな。「そういうことか!今度試してみよう!」って、いまだにそういう発見があります。

 最初に書いたようにフルOzoneでマスタリングを行ってみて、非常にフレッシュな結果を得られました。"自分が使うツール"として改めて大きな可能性を感じています。

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